2011年 10月 26日
早くも日が傾き始めている。 ハイキングコースを下り、鮮やかな龍鳳宮へ向う。 お祭りの日のようで、境内に停まる人形劇の移動車が 賑やかにリハーサルを繰り返す。 女性たちの歌うような祈りの声に耳を傾ける。 時空が宙に浮くような感じ。 しかし、こんなことばかりはしていられない。 日月潭の夜は早く、夕方以降はここから出るバスがない。 えーと・・・、もう一泊しようかな。 支配人にその旨連絡すると、 「では案内したいところがあるから、これからもう何も食べないで」とのこと。 (隙あらば、私がビールを飲もうとするから) そして、夕暮れのドライブへ。 支配人専用車の走りは、それはそれは滑らかで。 夕焼け空がきれいだねー。 食事は、週に一度だけ開かれるという地元の人ばかりの夜市へ。 さすがにここは自分では来られない。 こんなエスコートは嬉しくてたまらない! 初めて見る菱角。 牛の角のような形、中身は栗のようなほくほくした木の実。 近所の人がゆるゆると食事を楽しむ中、 一押しの、牡蠣オムレツ屋台へ。 寡黙な料理人が作る蚵仔煎は、香ばしく焼けてさすがに美味! 星空の下で、鶏ステーキも。 お酒呑みの私のために、美味しい日本酒を持参してくださった。 美味しいね。 彼は仕事柄もあって地元で有名な方らしく、 あちらこちらで、たくさんの方に声をかけられている。 あれは何?といちいち尋ねる私に、真面目に答えてくださる。 お忙しい中、こんなに時間を割いてくださって、本当にありがたいこと。 最後に龍鳳宮に立ち寄る。 お祭りはまだ続いている。 ゆったりとした静かな一日が終わる。
by loquat_photo
| 2011-10-26 00:01
| 2011年台湾の旅
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