2011年 10月 21日
新竹のホテルをチェックアウトし、駅に荷物を預けてバスに乗る。 40分ほどで到着したのは竹東(チュートン)駅。 こじんまりとした静かな地方の駅だ。でもまだ途中。 歩いている人も少なく、駅前でお姉さんに教えてもらってバスを乗り継ぎ、 15分ほどで北埔(ペイプー)に到着した。 赤煉瓦の古い街並みが美しい情緒豊かな街、との触れ込みだった。 客家の人たちが暮らす土地はどんなところなのだろう。 ぺいぷーという音の響きもかわいらしいし、素朴で静かな街かな? と、勝手に想像したものとは違い、賑やかで庶民的な観光地だった・・・。 人出もとても多くて、まるで下町浅草。 街と中心である慈天宮にも、人がたくさんで、お線香の煙が立ち込める。 子供がはしゃぎまわり、お年寄りもお土産選びに熱心。 なるほど、家族みんなで楽しく遊びに来る街なのだね。 どこを見ても、人、人。 それならば、さわやかな酸梅湯(梅干ジュースみたいな飲み物)を買って、 飲みながらのんびり散歩しよう。 店先で水蒸気を使って蒸留している。 蛙さんの迫力がすごい。 こんな感じの、おおっ!と目を引くような派手な土産物屋が続く。 お店の人の掛け声も盛んで、一大エンターテインメントの街そのもの。 土産物屋をくまなく冷やかして、遅めの昼食に大人気の客家料理のお店へ。 豚肉や戻したスルメを炒めた客家小菜。 炒板條は、焼ききし麺ににている。 甘めの醤油を元にした感じの味付けて、懐かしく食べやすい味。 賑やかなのもいいけど、裏道にも入ってみよう。 すると、一気に人はいなくなる。 静かな道をゆっくり歩く。 古い民家を使ったシックな茶館で、客家のお茶、擂茶(レイチャー)をいただきます。 擦った緑茶葉に、砂糖、胡麻、ポン菓子みたいなお米を加えて、 たくさん歩いた後だったので、氷を浮かべていただいた。 とろりとして、デザートのように満足感がある。 そろそろ街歩きを終えて、来た道を戻ろう。 新竹駅から特急に一時間半ほど乗って、少し南の台中へ。 着いた頃にはとっぷりと日は暮れて、駅前のホテルに荷を下ろす。 いい眺めだね。
by loquat_photo
| 2011-10-21 00:00
| 2011年台湾の旅
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