2009年2月に開催された『LOVE WINTER TOKYO 2009』への出展作です。
A4サイズ、CG
4点の組作品のうちの1点目
<出展によせて>
2009年冬の東京。
古い建物が次々に取り壊され、いつの間にか真新しい巨大なビルが
出現するこの街の勢いにはしばしば圧倒されます。
『ALL ART NEED IS LOVE』、このテーマを与えられた時、
新しいかたちを生み出すことでなく、東京にすでにある景色を描くことに意識が向きました。
愛は崇高でも孤高でもない。
見慣れた景色の中にすでに存在するものを当たり前に描くことで、
広い東京の空の下でばらばらに行き交い移ろう
それぞれの愛をそっと寄り添わせられたらと考えたからです。
私の中で銀座は特に思い入れのある街であり続け、例えるなら東京への愛のシンボルのひとつです。
その銀座の街の4つの景色に私からのLOVEのエールを散りばめています。
作品をご覧になりそれらを拾い集めていただけたら、
その欠片は作品の前で足を留めてくださったあなたへのLOVEへと変化します。
ささやかですがお持ち帰りいただけたら幸いです。
kyoko