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2006年 09月 29日
北京旅行記5日目
文句のない快晴。

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中庭でホテルのスタッフとおしゃべりをした後、胡同散歩へ。
この庭とも今日でお別れだ。

朝の胡同は活気があって賑やかだ。

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食材を売る屋台が並び、食堂では大量の湯気が上がっている。
人々が行きかい、一日の時間が確実に動き出している。
騒々しくて誇りっぽいけれど、生きている手ごたえがある。

なにはともあれ朝ごはん。
若い夫婦がやっている杭州小龍包屋に入る。
お饅頭のようなふっくらとした優しい味の小龍包。

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目の前で旦那さんが元気に10キロ分くらいの生地を力を込めて捏ねており
その隣には発酵待ちの生地がいくつも並べられいる。

りんりんと鳴る音に気づいて振り向くと、虫売りのおばさんが笑っていた。

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小さな籠にコオロギが。
あまりに熱心に見すぎて、何事かと人だかりができてしまって恥ずかしい。

どの建物も古くて壊れかけてけれど、この落ち着く感じはなんなんだろう。
私がたくさん写真を撮っていると、不思議そうにその先を見る人が多い。
でも怪訝な眼差しではなくて、放っておいてくれるのがありがたい。

9月が新学期である中国は新入生歓迎シーズンで、初々しい学生の姿があった。
ふらふらしている自分とのギャップが大きく感じられる。

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たどり着いた恭王府は国内のお年寄り団体で賑わっている。
すごい騒ぎです。
皇帝の親族の邸宅だったので、華やかで装飾的な設計だ。
観光客でとにかく賑やかなので、それを避けつつお庭を観賞する。

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再び散歩をしながらホテルに戻り、今日は離れた場所にあるホテルに移動するのです。

バスでゆっくりと移動して、北京の中心部にあたる正陽門(前門)まで。
バスターミナルでもあるこの辺りは、地方からの人もたくさんいて
ちょっと落ち着かない雰囲気なので気をつけないといけない。

と分かっていても、スイカで水分補給。おいしい。

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正陽門近辺は本来はいちばんの主要な繁華街なのだが
いまは大規模工事中でほとんどすべてのお店が閉店中なのです。
つまらないけれど仕方がない。

西に折れる大柵欄は昔からの繁華街で
老舗のお茶屋、漢方屋、食品店など大きな店が並ぶ。
おもしろいような変なものも、並ぶ。

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お昼ごはんは包子が有名なお店で。
お兄さんのお勧めに従って包子と緑豆粥の定番のセットをいただきます。

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そうだ、銀行!と思い出して、近くの中国銀行へ。
しかし日本円の両替はできないそうで、別の大きな支店を案内されたり
残念そうな顔で断られたり、説明してもらったりして、銀行巡りをする。
銀行員の方々は概ね親切で優しい。
結局、中国銀行和平門支店で無事両替を済ませる。
日本円の両替が面倒なことを学んだので、多めに両替してひと安心。


今日の宿は再び四合院を改造した古い部屋を取っていたのだが
フロントで「いっぱになってしまったからこっちのホテルへどうぞ」と
経営が同じで敷地も近い、近代的なホテルの一室に案内される。
うーん。
古い部屋の値段で、完璧な設備の整った部屋にしてくれたわけなのだが…。
ならば他を探すので、予約時に教えて欲しいです。
ネットで決済をしているので、キャンセルするのも面倒なのだ。
でも4階からの部屋からの広々とした眺めはホテルならではかな。

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ホテル近くの瑠璃廠は骨董品のお店が続く。
清代の街並みを再現した通りだそうで、のんびり観光できる一角だ。

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牛革に彫刻を施し染めてある、繊細な作りの工芸品に目が留まり
「見るだけでいいから」というお姉さんが影絵の人形の説明を熱心にしてくれる。
骨董というかガラクタというか、たくさんの商品が並んでいます。

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日が暮れてきた。
今夜は京劇を観にいくのです。
梨園劇場という劇場は大きな前門建国飯店の中にある
近代的な設備が整ったコンサートホールのような劇場。

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ここに来て初めて、たくさんの外国人観光客に遭遇する。
演目は、『秋江』と『十八羅漢門悟空』。

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座席は段になっているのでどの席からもよく見え、
台詞の字幕が舞台脇の液晶に表示される。
舞台が広いので立ち回りが大きくて、音がよく響いて見やすい。


夕食は酸っぱいスープのワンタンとシュウマイ。

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北京のシュウマイは皮がひらひらと大きく広がっています。
もともと黒酢は好きだけど、すっかりお気に入り。

ビールはすごいグラスと一緒に提供されました。
蒙古王って。

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by loquat_photo | 2006-09-29 00:00 | 2006年北京の旅


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